9/12 (日)

お世話になっております。

2年スナイプクルーの西側です。

12日の練習報告をいたします。

この日出艇時は無風でしたが、昼からオンデッキくらいの南風が入りました。

練習内容としては、セーリング・スタ練・レース練を行いました。

最近は03（令和3年度入学）が出艇することが多く、クルーの自分もスキッパーとして出ています。夏合宿に入って03はうだるような暑さの日もどしゃ降りの雨の日も毎日出艇前に陸練に取り組んでおり、それが成果として海上練習に表れています。ひたむきに努力をし、上手くなろうとする後輩の姿にかわいいなあと思うとともに頼もしくも感じています。自分もこの熱意に負けていられないなあと思っています。

さて今節からスナイプではレース練でチームレースが始まり、練習後のミーティングではレース展開の振り返りを行っています。戦術だけでなく、ケースについても積極的に話し合っています。またセーリングや動作、走らせ方について活発に意見を交わしあっており、スナイプチーム全体で速くなろうとしているのが感じられて、チーム全体がとてもいい雰囲気です。

そんな中ですが、自分は技術面やレースの組み立て、練習の運営、後輩への接し方など様々な面において未熟さを痛感しており、失敗ばかりを繰り返し全く成長しない自分に諦めてしまいそうになります。同期の平田はヨットがめちゃくちゃ楽しいと言っていますが、僕はあんまり楽しくありません。毎日負けて、下手を打って、自分の未熟さをいやというほど突き付けられる毎日がつらくて苦しいです。わからないことだらけでもういやになりそうです。

このままではいけないと夏休みに入ってから、僕は出艇前にセーリング・スタート・レースの三項目に分けて目標を立てて練習にのぞんでいます。セーリングではスピード感のあるクルーになろうとしています。とくに加速感と失速感に敏感になっています。加速感はブローでの伸びることとジブがいい時の感じです。失速では主に波によるものとコントロールロープ・ジブが風に合ってないときと風の振れと上りすぎに注意しています。スタートでは上下に絶対に負けないようにラインと加速を考えています。レースではブロー・リフト・ロングの基本的なセオリーをつねに意識しています。

春ごろから何度も健司さんに言われているように、やみくもに頭を使うことなくヨットに乗っていても、上手くなることも速くなることもありません。ずっと何かを変えて、試して、一つ一つを身につけていかないといけません。負けて苦しい毎日ですが、ヨットで上手くなりたいし、前を走りたいです。そのためには変化をもとめてじっくりと取り組んでいくことが大事なことに思えます。夏合宿も残り少なくなってきましたが、悔いのないようにヨットに向き合ってまいります。

季節もすっかり秋となり、朝晩は冷え込むことが多くなってきましたが、ご自愛ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

西側