12/14（土）

お世話になっております。2年470スキッパーの寺﨑大雅と申します。12月14日（土）の練習ブログを書かせていただきます。

本日は、前田コーチが約1年ぶりに本格的に練習を見てくださり、ご指導をいただきました。風は強弱に富み、非常に変化が激しい中での練習となりましたが、その中で徹底的に「ハンドリング」を鍛えるメニューを行いました。笛を使ったタック・ジャイブ練習やフォロー・ザ・リーダー、サークリングなど、工夫された内容で集中力を切らさず取り組むことができました。

今回の練習を通じて、舵を使わずにセールで船を動かす意識が大きく欠如していたことに気付かされました。特にマーク際でのラフやベアの動作です。舵に頼らずセールを操作したときには、船の制御は難しいものの、スムーズに船が回る感覚を少し掴むことができました。今年の技術的な目標を改めて「誰よりもハンドリングが上手くなること」に定め、一つひとつの動作を冷静に振り返り、クルーとともに練習の“数×質”を高めていきたいと思います。

また、前田コーチから教わった中で特に印象に残ったのが「発散力」という言葉です。発散力とは、いろいろな場所で起きていることに対して敏感になり、それが気になって仕方なくなる力のことだと教えていただきました。ヨットでは集中力以上に発散力が重要になるそうです。

振り返ってみると、過去に取り組んでいた野球やバレーボールでも、自分が活躍していた試合ではこの発散力が自然と使えていたことに気づきました。試合中にあのことも、このことも見えている状態は、周囲の状況を把握し、そこから自分が何をすべきかを考えるための基盤になるのだと実感しました。この経験と結びついた学びは、とても心に響くものでした。

これからも成長していけるよう努力を続けてまいりますので、広大ヨット部への応援をよろしくお願いいたします。