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西宮遠征④

お世話になっております。
広島大学ヨット部2年スナイプスキッパーをさせていただいております、玉川生です。

今回は西宮遠征④ということで、最終日は広島に帰るだけだったので、今回の遠征に関してまとめたいと思います。

今回西宮で、関西大学さんの練習に参加させていただきました。

まず、大きなトラブルなく広島に帰ることができ、引率する立場として胸を撫で下ろす思いです。遠征準備の段階で、様々な方に連絡して計画して、初めての経験で不安もありましたが、なんとかやり遂げることができ、達成感があります。
また、今回来てくれた3人が遠征に行ってよかったと言ってくれました。3人ともそれぞれが頑張って収穫を得て成長したから、このような感想になったとわかっていますが、そこを少し手伝えたような気がして、とても嬉しかったです。

今回他大学と広島ではない海面での練習で、代交代から今までの練習の答え合わせをしているような気持ちでした。

微風ではついていくことができたのですが、オーバーパワーコンディションになるとついていけず、経験や体力不足も感じましたし、ハンドリングやメイントリムの雑さを感じました。

クローズで上りの角度が取れず、どの風でも自分はドライブの走り方しかできませんでした。広島の練習で吹いた時に、角度を取る意識で走りましたが、まだ習得できていません。スピード・パワーがあるけど上れている状態がいいのですが、すぐ上りすぎになり、ヒール・パワー・スピードが不安定で蛇行してしまいました。
またランニングの走らせ方に違いがあり、関大さんは自分よりも上り目で、スピードを最優先にしていました。広島での練習で試してみるとスピード・パワーを感じ続け走ることができました。

今の自分の課題は走り方の幅を広げることと、安定したセーリング・真っ直ぐ走るためのハンドリング・メイントリムです。課題を再認識でき、ヒントを得ることもでき、いい機会になりました。

今回の遠征では個人的に自信がついた部分もありましたが、それを遥かに上回る実力不足を痛感することができました。
広島の練習でも実力不足を感じていますが、そこに慣れてしまっている自分がいました。

この気持ちを忘れずに、春合宿に向けて良い機会にできたと思っています。

また、関西大学さんの練習に参加させてもらい、他大学の練習生活を少し覗かせてもらい、海上だけでなく、艇庫生活においても、参考にしたい部分が多くありました。

この収穫を、しっかり広島に持ち帰り共有し、広島大学ヨット部をより良いものに、そして目標を達成できるよう、頑張ります。


最後に、今回急なお願いにも関わらず、練習参加を快く受け入れてくださり、話しかけてくださったりとても良くしてくださった関西大学の皆様、関西大学への遠征を提案し取り次いでくださった石川監督・前田コーチ、船をチャーターしてくださり引き渡し・返却の際にはハーバーまで来てくださった広大OBで、川崎重工の伊藤さん、遠征に関して何度もアドバイスをくださった西側さん、そして一緒に来てくれた将五・葵ちゃん・優月ちゃん、本当にありがとうございました。たくさんの方にお手伝いいただき、今回遠征に行くことができました。

これからも広島大学ヨット部へのご支援ご声援、どうぞよろしくお願い致します。


広島大学体育会ヨット部

観音マリーナ

広島県広島市西区観音新町4丁目2374-86