小戸遠征⑤

小戸遠征

お世話になっております。
令和2年度入学スナイプスキッパーの西側です。今回は10日から13日にかけて行ってきた小戸遠征について報告いたします。今回は九大と京大の合同練習に参加しました。

1日目は強弱のある北風で1から6メートルくらいの風の中練習しました。実際のインカレのレース海面は能古島の奥で、広島の南風と似たような風でした。クローズはある程度ついていくことができて、速い瞬間もありましたが、ランニングが全然ついていけませんでした。これは波に全然乗れていなかったのと風が落ちた時にヒールをつけるのが遅れて、失速している時間が長くなってしまったのが原因でした。この日はセーリングと動作練がメインで思ったよりついていくことができて、ここまでの三ヶ月の練習の成果を感じました。ミーティングでは各艇の動作や走らせ方についてお互いに質問したり、考えました。僕はランニングの走らせ方を中心に聞いてみました。

1日目の晩御飯はやよい軒で、すき焼き定食を食べました。甘めの味付けに卵が良く合って最高でした。ご飯を5杯おかわりしたら、帰りの道で気持ち悪くなってしまったので、食べ過ぎには気をつけようと思いました。

2日目はあまり風が上がらず、北風微軽風の中練習でした。一月後半の練習で掴みつつあったロールタックを何度もクルーのゆうまとゆうたと話し合いながら、やってみました。特にガツンのタイミングと掛け方をいつもより早くそして上半身の動きを入れることで船がきれいに回る感覚がありました。あとは起こしのタイミングを合わせてラフしていくことで加速していく感覚がありました。またクルーの2人がチャッカーで見て感じた違いをどんどん取り入れていくことで、タック動作が良くなっていきました。クルーと一緒によりよい動作を求める姿勢が必要だと改めて感じました。また1日目の課題であったランニングでしたが、落ちたらすぐにヒールを入れるのを徹底しました。でもロールジャイブのロスが大きくてまだ遅れをとってしまいました。ランニングが課題です。

この日も着艇後にみんなでミーティングを行い、知識を共有し、交換しました。この日はセーリングや動作の事だけでなく、三校の幹部でチーム運営のことや練習内容、体づくりについて、話をしました。広大はフィジカル面と規律面で大きく遅れをとっているなと感じたので、ここは持ち帰ってなんとかします。

この日は旅行割のクーポンを使って焼肉に行きました。うっちーの店選びのセンスが光りました。美味しかった。

3日目もオンデッキちょいハイクくらいまでの風で練習しました。ここにきてクルーのボディバランスがすごく良くなり、佑太の成長を感じました。この日は波が少し大きかったので、波のトップとボトムでメインのトリムが細かく必要だったのですが、ボトムで失速してしまうことが多く、難しかったです。また京大スナイプはドライブ気味で走らせているため、上にいると上から降ってくることがあって、自分が上りをとりすぎていることがわかりました。なんとか一緒にドライブで走りたかったのですが、解決出来ずにこの日の練習は終わりました。着艇間際にゆうまが張り替えのコツを掴んだらしく、タックが別人かと思いました。

3日目にきてクルーの成長が著しく、タック動作やセーリング中のボディバランスがすごく良くなってきました。またミーティング中やチャッカーの上でどんどんコミュニケーションを取っており、乗っている時にどんどん教えてくれるようになり、2人の吸収力は率直にすごいなあと思いました。また他大の方にクルー2人の素直さや積極さを褒めてもらえることがあり、すごくうれしかったです。

この日は合同練習しているみんなでご飯に行きました。いくつかグループにわかれたのですが、僕のグループはとんかつでした。普段の練習や慣習やイベントを聞き、うちでも取り入れたいアイデアがありました。ヨットが好きなみんなで話すのは楽しかったです。

4日目最終日は小戸らしい風が吹きました。10メートルオーバーで波がすごかったです。練習開始直後にレスキューからハーバーバックの指示が出て、そのまま帰着しました。午後も出艇したもののすぐにハーバーバックになりました。少ししか乗れなかったのですが、上りが全然走れず、波で叩かれては止まっていました。もっとティラーを使ってベアラフしないと走れないと感じました。午後は最初チャッカーに乗っていたのですが、トラブルや沈艇が相次ぎました。レスキューのマネージャーさんが冷静で的確な指示を出しており、九大マネージャーチームはすごいなあと思いました。

この日はこのまま乗れずに終わり、消化不良でしたが、470は再出艇していきました。スナイプチームはここで練習終了となりました。最終日にして小戸の洗礼を受け、強風となりました。この合宿を通して九大京大と比較することで今までのチーム運営の課題が見えてきたように思います。これから持ち帰って改善したいです。

最後になりましたが、一緒に練習していただきました九州大学さん京都大学さんどうもありがとうございました。そして今回の遠征を企画してくれたみゆちゃんありがとう。一週間前に決まって、本当にいけるんかって感じでしたが、なんとかなりましたね。急な誘いにも関わらず4人の後輩が小戸に着いてきてくれました。どうもありがとう。特にスナイプクルーの優真佑太には感謝です。この勢いで春合宿頑張っていきましょう。

西側慎一朗

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コメント: 1
  • #1

    盛谷静之 (土曜日, 18 2月 2023 10:21)

    遠征お疲れ様。
    短期間でしたが、有益だったようで楽しみです。
    クルーの上達が目に見えるようで楽しみです。
    春合宿には言って、この経験を生かしての、練習計画をしっかりと立てて、腕を上げて下さい。石川、前田体制の元インカレ目標の達成に向けて、こうはいたちを、リードして下さい。期待しています。
    西側様   さかり


広島大学体育会ヨット部

観音マリーナ

広島県広島市西区観音新町4丁目2374-86