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72代挨拶 片山優月

お世話になっております。令和四年度入学スナイプクルーの片山優月です。

代が替わり、私たち一年はヨットに乗る時間が大幅に増えました。今から本格的にヨットの世界に足を踏み入れるぞというワクワクと不安が2:8の割合で心にあります。これから厳しくなる寒さにかなり怯えています。


この一年でより成長できるよう、目標を技術面と精神面で一つずつ挙げたいと思います。


まず技術面では、クルーの役割を身につけたいです。

現時点では、セールやヒールトリムは穴だらけで、一緒に乗っているスキッパーに指摘を頂くことが多く、動作も遅いです。また、コントロールロープを言われるがままに引き、周囲やブロー報告をする余裕もなく、風のふれへの意識は頭の中にあるのかすら危ういです。文字にしてみるとダメダメさが際立ちますね。

目標を達成するために、一日ごとにピンポイントな課題を立て、それを意識して練習をしようと思っています。これは72代スナイプで新たに取り入れられたものなのですが、一度に沢山インプットすることが不得意な私にとって、とてもいいなあと思ったので、これを上手に活用していきたいです。

また、海上での休憩時間で先輩にアドバイス聞きながら練習を振り返り、改善するということもしていきたいです。


次に精神面では、責任感を持つことです。

ヨット部に入部して半年程が経ち、先輩方や同期と過ごす中で自らの幼さを日々痛感しているのですが、私は特に、責任感が無いです。小学生以来、リーダー、班長、学級役員などあらゆる責任から逃れ続け、人の後ろをついて行くように楽に生きてきました。なのでそのツケが回ってきたのかなと、今までの学校生活を後悔しています。後悔しても仕方ないのでこれから変わっていきたいです。

二人乗りのヨットでは、一人の担う役割が、動作でも精神面でも大きいと思うので、今まで培ってきた楽をするという技はバディに迷惑をかけてしまいます。今は動作を先輩方に補って頂くことが多いとは思いますが、少しずつ負担を減らしていけるよう努力します。

集団生活をするにあたっても同じです。人数がかなり減った分、一人一人の仕事が増えてくるので、お互い助け合いながら、やるべきことを当たり前にできるようになりたいです。

誰かに頼ってばかりではなく、言動に責任感を持ち、強くしっかりとした人になります。


先輩方のお話では、最初は出来なくて辛いことばかりということですが、それらを乗り越え、ヨットセーラーとしても、人としても成長できる一年にしたいです。


ご精読ありがとうございました。

皆様が応援してくださることを当たり前とせず、感謝の気持ちを忘れずに練習を頑張ります。

どうぞ72代も応援よろしくお願いします。


広島大学体育会ヨット部

観音マリーナ

広島県広島市西区観音新町4丁目2374-86