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第71代引退挨拶⑨因幡健太

引退ブログ

お世話になっております。
第71代主将の因幡健太です。
新主将からブログでいじられていました。今もなお学校の課題に追われ、学業面で向かい風をセーリングしています。多分僕の前の主将も同じレグにいると思います。もしかしたら僕より後ろを走っているかもしれません。


さて、話を戻します。引退ブログは全日が終わった後すぐに書こうと思い、終わった次の日に書き上げました。今読むと、少し恥ずかしい気もしますが、全日が終わった後の本音だと思います。



「何もできなかった。」
全日本インカレはこの一言に尽きます。
ヨット部に約4年在籍し、最初はヨットとボートの区別がつかない状態から始めました。大嶋さん、前田さん、監督、盛さん、石川さんなどその他多くの方からご指導を頂き、全日本インカレを迎えました。
結果はアベレージで50番台。1上をシングルで回航してもフィニッシュは20番台。何一つ納得のいくレースはありませんでした。


最後の1年間を振り返ると、雪の降る寒い春合宿から始まりました。3月ごろから疲労とストレスで体調を崩しはじめ、練習前日に寝れず、まともなご飯も食べれずに体重が落ちていき、しんどく辛い期間でした。それでも練習には休まず必死に取り組もうとやっていました。
5月の関西春季からチーム状態の悪さが露呈しました。同時期にOBさんから、今のチーム状況の悪さは01のせいだと言われました。主将である自分のせいだなと直感的に思いました。主将として、幹部として何をしてきたのかまともに答えられないまま半年以上が過ぎていました。

そこから少しずつ変わったんだと思ってました。西宮で関西大学さんと一緒に練習をさせて頂き、多くのことを学びました。練習時間を増やし、大会後でも可能な限り出艇をするようにしました。特にお盆休み返上の唐津合宿はもういいよって思う程に朝から風が吹いていて絶望していたのを覚えています。あの遠征についてきてくれた実由ちゃん、竜太郎、良太郎は本当にすごいなと思います。01のわがままについて来てくれてありがとう。


自分としてはベストを尽くしたつもりでした。ただ、それでも総合13位でした。やってきたつもりだったのか、やり始めたのが遅かったのか分かりません。

もちろんレースで前を走ったり、いいレグで挽回したりなど楽しかった思い出もあります。でも、全日本インカレ総合10位を目標としているチームとして結果を残す事はできませんでした。


この1年間は応援されるチームを目指して、OPの関係者から実業団の方やOBの方まで例年よりも多くの方と交流し、主将として活動してきました。今ではほとんどの方と話せるようになりました。また、ハーバー関係者の方にもご迷惑を掛けながらも事故なく71代の活動を終えることができました。
また、辛い時期にOBさんが声を掛けてくださったお陰でなんとか最後まで主将を続けることができました。
結果を残せず、大変申し訳ありません。広島大学ヨット部の活動にご協力して下さり、ありがとうございました。
72代はインカレの次の週から来年のインカレに向けて、練習を始めています。自分もできる限りはハーバーへ顔を出そうと思うので、これからも変わらぬご支援、ご協力お願いします。


みんなへ
ここまで見てくれてるかわかりませんが、1年間頼りの無い主将を支えてくれてありがとう。
なに言いよるんやこいつって思った事もあると思います。ごめんなさい。
僕達の代は13位でした。
次のインカレの地、小戸では後悔なく、72代の努力が総合10位という結果で報われますように。
心の底から応援しています。

実由ちゃんへ
71代になり、多分1番一緒に乗ったと思います。微風のランニングでみんなを置いていったのはいい思い出です。でも実由ちゃんと出た大会は悔しい思い出しかないです。関西春季で5レースやってめっちゃきつかったし、個人選で風がめっちゃ振れて後ろの艇団に抜かれたりスタート上手くいかなかったり、いろいろあったね。
君にはもう1年チャンスがあります。偉そうだけど、僕の分の悔しさも晴らして来て下さい。
今まで、ペアとして乗ってくれてありがとう。



最後に、人生に一度しかない大学生活でヨットを真剣に取り組めた事、嬉しく思います。

今まで71代を支えて下さり、誠にありがとうございました。

第71代主将 因幡健太

広島大学体育会ヨット部

観音マリーナ

広島県広島市西区観音新町4丁目2374-86