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個人選手権 事前合宿1日目

いつもお世話になっております。4年470クルーの西半です。

 本日より全日本インカレ個人戦のブログが始まります。

 広島を出発したのは昨日の船積み後でしたが、広島-蒲郡と長旅なので、私の車は大阪の実家で1泊しました。

 晩ごはんには激励ということで、すき焼きを準備してもらえました。久しぶりにええ肉を食べれて、両親には感謝です。

 朝は9時頃に大阪を出て、12時すぎに蒲郡に到着しました。本日は船下ろし,艤装をして終了です。

 明日は、9:30から13:00頃まで海上練習の予定です。その後、大会受付と開会式の予定となっております。

 

 今レガッタは、先日の全日本470選手権で出た、マーク際のアプローチ,艇団に対して次に振れる方へ付けることを意識したいと考えています。

 唐津遠征を通して、セーリングスピードの不安がかなり解消され、“レース作り”の課題が多く出たので、今レガッタでしっかりと成長したいと思います。

 予報ではAve5m/sくらいのレガッタになりそうなので、ワンチャンスを逃さなければ上位で走れる機会もあるはずなので、集中して取りこぼしのないように走りたいと思います。

 470級4艇,スナイプ級2艇、しっかり走ってきます!

 

 

 さて、昨夜は実家に一晩だけ帰省したわけですが、せっかくなので家族の話しを少し。

 私は、高3の妹,高1の弟の5人家族なのですが、弟は福岡の高校にいっているため、現在は両親と妹で3人暮らしです。そのため、大男4人だと流石に騒がしく、実家に賑やかさが戻ったようでした。

 今回は、福岡にいる弟の話しを少し書こうと思います。私のブログでは毎度のように出てくる「勝って反省、負けて感謝」についてです。

 

 弟は、幼稚園に入る前から剣道をしており、高校でも剣道を頑張っています。(因みに、父と妹もしています)

 いまの根性論な自分がいるのは、そんな弟の影響です。(「剣道=根性」ではないですし,いまや所謂昭和な考えを持たれている方の方が少数かと思います。あくまで弟本人のみからの影響です。)

 毎日、長時間の稽古から帰ってくると疲労のあまり、食がノドを通らず、毎晩のようにトイレに籠ってました。あまり私の口からは言えませんが、常人が耐えれる練習量,質ではないです(笑)

 世代トップレベルの彼らであんだけ練習しているのに、ペーペーの自分がやらないわけにはいかんやろ!というのが、私の全ての根底にあります。

 そんな弟の稽古で、先生が「勝って反省,負けて感謝」と仰っていて、それ以来大事にしている言葉です。

 勝ち負けは結果に過ぎず、「勝って」も傲ることなく内容を振り返り、課題や失敗したところを「反省」する。「負けて」も腐ることなく、新たな課題を見つけることが出来たことを相手に「感謝」しなさいという教えだと理解しています。

 いたって簡単な言葉ですが、実践するのは難しいことです。ですが、根性論・精神論と感情論の区別さえ出来れば単純なことなのかなと最近は思っています。根性論は、客観的には気持ち・気持ちですが、その瞬間,瞬間では現状を俯瞰して冷静なんだと。だからこそ、「勝って反省、負けて感謝」を実践できるのだと。

 つまるところ、全てを根性,精神の言葉で投げるのではなく、客観的に俯瞰,分析することも重要だということです。

 どうなのでしょうか?“西半”という人物を評価したときに、「根性」「理論的」の2つが出るでしょうか。

 兄弟の信義が実践できていれば良いです。

 レース前には“頑張れよ”と連絡をくれる弟のためにも、インカレ個人戦を頑張りたいと思います。

 

 

 最近、下級生に対して「お前は、闘う顔をしていない」と言う場面が多いです。

 ブログを読んでいるであろう下級生に少し。

 「闘う顔」。下級生、難しいよね。

 4年生はこれが最後やから必死やけども、下級生からすれば、来年もあるし,新チームが楽しみやし…

 でも、そんなんでは勝てません。71代が続く以上は71代の人間として「全日本インカレ総合10位」に向けて、各人が意識高く取り組んでほしいものです。

 ここ最近の下級生には(幹部にもおるけど)、その気持ちになりきれてない人が多いです。

 特に03(2年生)には、チーム運営上かなり厳しい注文をしているのは承知ですが、できると知っているので求めます。できない人間には求めていません。

 今大会(全日本個戦)に470チームは、史上初全枠となる4艇エントリーしています。中四国インカレのチームは全員が「闘う顔」をしていました。殺気だった捕食者のような顔です。

 勝って気が緩んだのでしょうか?自分が強いとでも勘違いしてるのでしょうか?(これは我々幹部学年もそうですが)

 全日本470選手権で、自分たちの立ち位置を知り現状を確認したはずです。今一度、中国インカレ前に気を引き締めるいい機会です。

 明日の朝、「闘う顔」の君たちに会えることを期待しています。

 

 これからも変わらぬご支援,ご指導をよろしくお願いします。

 470級クラスチーフ 西半琢真


広島大学体育会ヨット部

観音マリーナ

広島県広島市西区観音新町4丁目2374-86