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11/23(火)

いつもお世話になっております。

2年の470スキッパー高坂です。今日はここ最近で1番強い風の中練習しました。今日来ていただいたOBの三宅さん、柳さん、平瀬さん、小坂さん、本当にありがとうございました!

今日はOBでクルーの三宅さんと一緒に乗って頂きました。整備から始まり沢山のアドバイスを頂きました。自分は、整備や動作のイメトレなど、陸で出艇する前にしなければならない準備が出来ていないことに気づかされました。今日は風が強かったので、セーリング中にタックやジャイブをする練習でした。今日良かったことはジャイブでスピンを潰さない頻度を増やせたことです。タックは移動が遅れる、メインが引けていない、角度が合っていないなど課題が多く一つずつ潰して行きたいです。セーリング中はもちろん動作中も海面に集中できていなかったのでブローやヘダーに何度もやられました。今回の反省を活かして次の練習ではもっと陸でイメトレし、体制を整えて挑みたいです。


ここ3日間のことも書きます。長くなります。


特に3日間で印象的だったのは2日目のあまり風のない日の練習でした。その日はスナイプと合同練習をしました。風がほとんど無かったのでロッキング競争をしました。私はロッキングがとにかく下手なので、気分が下がりそうでしたが、とにかくやってみるか、と言う気持ちで挑みました。途中の休憩中に、前田さんがロッキングの時にラフで加速するための舵の使い方を教えてくださりました。今までのイメージでは、オーバーヒールをかけて起こす時に無理矢理舵を真っ直ぐにして仰ぐ時に出来た力を推進力に変えるイメージだったのですが、そのイメージがそもそも間違っていました。舵は出来るだけ抵抗のないように使わないといけないので、オーバーヒールをかけて、少し遅れて舵が押され、また、アンヒールを入れると舵が勝手に引かれていくように、船が蛇行するように左右に倒れるのに少し遅れて舵がついてくるようなイメージでロッキングするとスムーズに抵抗なく進む感じがしました。タックのラフもロッキングのラフも同じだよ。と言われ、今まで分かっている気でいましたが違う動作をとっていたことにはっとしました。また、タックは最後のラフで加速するんだよ。ということを前田さんが何度もおっしゃっていました。午後の練習では舵のエクステンションの部分をひもに変えてヒールとセールで船を動かす練習をしたのですが、タックが上手く出来ませんでした。ロールをかけた後は舵が自然に落ちてくるまで待つ、最後のラフは上手くいけば、自然と舵が押され加速する。と言う前田さんのアドバイスが理解出来たのは着艇後のミーティングでした。今後の練習で活かして行きたいです。今は"ハンドリング"をとにかく出来る様になると言う方針で、部活が進んでいるので、今回課題に沢山気づくことができて幸いでした。他にも、舵をひもにしている時のフォローザリーダーではヒール感を伝えるためにクルーと会話が増えて良い練習になりました。ジャイブのヒール感はその日に正解が出ませんでした。少しのヒールでも舵がかなり切られてしまうので体格の良いクルーがジャイブで風上側から風下側にがっつり移動するとジャイブしてそのままの勢いでタックしそうになりました()

3日間の反省を書き切ろうと思うとキリが無いので、最後に部活運営のことを少し書かせてください。

今回の練習では、全日本470に上級生の大半が出場しており、かつテスト期間中で現役が少ない中での練習でした。自分は上から2番目で、指示を出して部活を回さないといけなかったのですが、結局OBさんに大きく頼ることになってしまいました。とりあえず配艇を割り振っていましたが、物品が足りているかなど全く頭になかったので、OBさんがいざ船に乗るとなると、マストにバングもスピンハリもいておらず、スピンポールは足りない、整備箇所もあるという状況で、OBさんに整備をしてもらうと言う状況になってしまいました。チャッカー準備が間に合わずスナイプに行ってもらった日もありました。1日目の海上練習では午前中サークリングとラウンディングを予定していましたが、風が02mといったところでラウンディングが出来そうに無かったのですが、OBさんがタック練習をしよう!と働きかけてくださったので、ロールタックの練習を詰めてすることが出来ました。また、あっちの海面の方が風がありそうだから移動しようと言うような声掛けなどの状況判断が素早く、今の自分にはできないな、と感じてしまいました。

今自分の課題は陸でも海上でも、もっと周りを見て行動することで、そういった人が増えると、上級生の指示も通りやすくなるだろうと思います。今のチームとしての課題は、前田さんやOBさんがいなくても高いクオリティの練習をできるようになることだと思います。この3日間は最近で1番自分にとって充実した練習で成長も大きかったように思います。風が02mで、こんなに意味のある練習ができるのか、と衝撃でした。もっと自分に出来ることを探してチームに働きかけて行きたいです。読んで頂きありがとうございました。

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コメント: 2
  • #1

    盛谷  静之 (木曜日, 25 11月 2021 18:09)

    充実した練習ぶりが伝わってきます。
    セーリング理論を頭で理解して、海上で、
    体で覚える。その繰り返しですね。ヨットは
    車に例えると、風邪を燃料にセールという
    エンジンで、馬力を出して、車がボディ-で
    ハンドルはティラ-です。異なるのはヨットは
    自然相手の乗り物だと言うことです。見えない風
    ヒ-ルとヘルムの関係、波との関係等々最後は
    どんなスポ-ツでも体で覚える、感覚的な世界になってくるのかも、,,。
    苦しさを乗り越えたときの喜び充実感を糧にこれからの部活動を
    頑張って下さい。期待しています。

  • #2

    高坂 実由 (金曜日, 26 11月 2021 23:19)

    コメントありがとうございます。
    感覚を身につけるには時間がかかりそうですが、しっかり理論で理解して頑張っていこうと思います。
    いつもご支援ありがとうございます!


広島大学体育会ヨット部

観音マリーナ

広島県広島市西区観音新町4丁目2374-86