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11/7 全日本インカレ4日目

お世話になっております。4年スナイプクルーの大槙です。

全日本インカレが終わってはや2日が経ちました。

レース最終日となる4日目は予報とはうってかわって全く風がなく、9時半から12時過ぎまで海上で待機したのですが残念ながら風が入ってくることはありませんでした。結局レースが成立したのは前半2日のみで、後半2日は1レースもすることができず全日本インカレは終了しました。これで私の3年半のヨット部生活も幕を閉じたわけです。曳航して陸に帰りながら、去年の全日最終日同じように曳航で帰った時のことをふと思い出し、もうあれから1年も経ったのかーと感慨深い気持ちになりました。自分が幹部の1年間は今までの1年間より特に過ぎるのが早く、去年の全日がつい数ヶ月前のことのように感じられます。

あっけない引退になってしまいましたが、「不完全燃焼」なんて簡単な言葉で表したくないくらい私にとって大切な時間でした。今まで何か1つの物事に集中して取り組めたことがなくどれも中途半端に終わっていましたが、初めてこんなにも情熱を注いで目標に向かって頑張れたのがヨットでした。それをこんな形で終わらせてしまうことになって後悔ばかりですが、1つでも役に立つことを後輩に残せるよう今後は努めて参ります。

全日本インカレという部員全員の最終目標で散々な結果になってしまった原因はいくつも浮かびますが、やはり1番は意識の欠如だったと思います。今までヨット部は全日本インカレ総合10位という目標を掲げてきましたが、総合10位や入賞するような大学はどこも総合優勝を目指したうえで惜しくもそのような結果になる、というお話を聞き、本当にその通りだと今更ながら感じました。今年1年で中国水域の大学が出場するレースに何度か参加してきましたが、この70代は一度も片クラスでも優勝したことがありませんでした。中国水域からインカレに出場できる枠は1つしかないのでこのままではスナイプ、470ともに全日本インカレに出場できないという現状に私はずっと焦りを感じていました。この4年間、全日を目標にしてきたのに予選で敗退するわけにはいかない。なんとしても予選を突破しなければ。その時点で私の目標は「全日総合10位」ではなく、単なる「全日出場」になっていたのだと思います。

今まで負け続けてきたせいか目の前の中国インカレという壁がとても高く感じ、夏合宿では正直全日で前を走ることなんて頭にありませんでした。1ヶ月予選が延期になって無事に全日への切符を手に入れましたが、個人選も控えていたので全日まで練習できるのは3回しかなく、そこで急に全国レベルに気持ちを引き上げられるわけもなく、甘い考えでレースに臨んでしまいました。その結果が全て数字に表れていると思います。4年間の自分の意識や態度の甘さ、浅さがこういう結果で突きつけられ、反省と後悔ばかりです。中国インカレなんて余裕で突破できるくらいの安定した実力と自信をつけ、常に全日を見据えた練習をすることが必要だとひしひしと感じました。

どんな結果であれここで引退ということになりますので、最後に感謝を述べたいと思います。遠方からお越しくださったOB・OG・保護者の方々、現地には来られなくてもTracTracやTwitterを見ながら気にかけてくださった方々、温かい応援を本当にありがとうございました。OBだろうが外部の方だろうが関係なくたくさんの人に支えられている部活だということは日頃から感じていましたが、私たちの知らないだけでもっと色んな人の支えがあってここまで来られたのだと思います。それにも関わらず良い結果を残すことができず申し訳なく思います。先輩をはじめ指導してくださった方々に教えていただいた技術や知識を無駄にしないよう後輩に引き継いでいきたいです。

ここから新たに71代が始まりますので、引き続き広大ヨット部をよろしくお願いいたします。

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コメント: 1
  • #1

    保護者 (水曜日, 10 11月 2021 22:38)

    大槇さん、そして4年生の皆さんお疲れ様でした。
    真摯にヨットに取り組んでみえたこと凄いと思います。
    本当にお疲れ様です♪


広島大学体育会ヨット部

観音マリーナ

広島県広島市西区観音新町4丁目2374-86